最終決断は (2013年)

前回「消えた候補車 (2013年)」から続く

PEUGEOT 208 (以下208と記す)のいくつかのグレードを試乗して、いよいよ何らかの決断へ向かうことになった。まず、やっぱり乗り換えをやめて405の車検を通す、というのはナシだ。であるならば、どの208にするか、という選択肢に絞られる。MTには最初はこだわりが無かったが、ある時から、今回はMTにすべし、そんな心の声が叫び出した。したがって、208のMTモデルのどれか、まで絞り込まれた。

GTiまでは要らない、と思っていたものの、やはりGTiには惹かれるものがあるの事実。でもGTiを手に入れた自分を想像してみると、ちょっと違うかなという気もした。一方、Allureで十分というのも確かではあったが、もう一つ何か+αが欲しい気もした。こちらは逆に「なんでGTiにしなかったんだ」という後悔が生まれそうな気もした。100万円の差額の間で揺れ動くのもどうかと思うが、しばし思考の膠着状態が続いた。

GTiとAllureの間はないものか。あるじゃないか。

XYというモデルの存在は、実は気になっていた。GTiのようなホットハッチ感が無いのも自分的には好感触で、専用のシックなボディカラーを纏い、内装にもGTi的な赤の加飾が無く、落ち着いた印象。外装のメッキ加飾は多かったけれど、ギラついた感じまでは無かったので、良いのではなかろうか。カタログに表現されたコンセプトとヴィジュアルイメージはGTiとは対照的な演出。そのあたりはかなり意図的なものだろう。PEUGEOT版DSというか208 Sport Chicのような趣とも言えた。

PEUGEOT 208 XY カタログより

XYはGTiの陰に隠れて、明らかに売れない気配があった(笑) 日本導入台数も少なく、希少性も高そう。とはいえ、将来までその名前が残ることはなく、あっさりと忘れ去られそうな存在感。これは買うしかない(笑)、以上。

結局、何台かのグレードの異なる208に試乗した挙句、試乗どころか現物も見ていないXYを最終的に購入することになった。まぁGTiより出力が抑えられて、少しマイルドなのだろう、でも156THPあれば私には十分、そんな感じの想像に基づいた決断だった。

私の元に届く個体は、当初、本国発注をかけていたが、その後、国内在庫分から割り当てられるとの連絡が入り、納車時期が早まった。

長々と、記事を分けてPEUGEOT 405 SRI-EX BREAKからPEUGEOT 208 XYへの乗り換え顛末を記してきたが、この時のクルマ選びには、過去のそれと比べて、それほどまでワクワク感が無かったのも正直なところだ。1995年のEUNOS ROADSTER購入、2003年のPEUGEOT 405 SRI-EX BREAK購入、やはりこの2つが私のクルマ購入記の中では、心に残るものとなっている。そのあたりのことは、またいつか。

2件のコメント

  1. こちらにコメントするのは初めてです。よろしくお願いいたします。

    さて、自家用車の選択や購入にはドキドキワクワクがあってしかるべきと私も思っていますが、むしろ冷静に、考え過ぎてもう新鮮味がない!くらいの状態まで追い込んでから買うと、何をやっても「ですよね、知ってます」みたいなドライな感想のあとに、調べても調べても気付かなかった個体の魅力に気付いたり、思った以上の能力を発揮してくれたりして惚れ直すということもあるんじゃないかと思います。

    実は先日デジタルカメラ(コンデジ)を購入しまして、「おまえ、思ったよりやるじゃん!」な体験をして買ってから数日経った今ごろ嬉しくなってきておりまして(笑)。ナカジョー・フリム様にとってのXYもそういう関係なのでは…?と、読みながら推測している次第です。

    1. どうもいらっしゃいませ。

      元々、同じクルマには長く乗るほうなんで、208 XYとの付き合いも長くなっています。405からの乗り換えが、もう潮時かなぁ、という諦観めいたところが発端だったので、208 XYを選ぶ過程も決して前のめりではなかったのです。

      「案外208も悪くないかな」から始まったのが、「ホントに案外悪くないものだな」というところまで成長してきています(笑:違いが微妙でしょうか)
      すでに絶版というのもありますが「あなたがここにいてほしい (Wish You Were Here)」くらいには、ある意味惚れ込んでいるのかもしれません。

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