ある朝、右後輪がこの状態(上記写真)だった。
私は日頃から一定の頻度でタイヤの空気圧をチェックしてはいるのだが、さすがに毎回(毎日)は行なっていない。前回のチェックから何日過ぎていたのか定かではないが、それほど過去のことではないのは確かだ。また、日々気温が上昇に向かうこの季節だと、自然な空気圧低下は生じにくい傾向ではある。それが、明らかに減っている。目で見てハッキリとわかるほどの減り具合には、穏やかならぬものを感じるが、どうか。
ひとまず、トレッド面をぐるりと目視と触診してみたが、異物が刺さっている等の異常は発見できず。次に、この状態での空気圧を測定してみる。

50kPa (0.5kgf/cm2) である。株式市場なら衝撃の大暴落であった。私自身、これまでに経験したことのない空気圧の低下である。この数値は自然減によるものとは思えず、やはりパンクが発生しているのだろうか。後輪の適正空気圧は230-250kPa (2.3-2.5kgf/cm2) であるから、およそ5分の1まで低下していることになる。懸念は募るが、とりあえず空気の補充を試みた。

昨年秋より導入している、充電式インパクトドライバー型の電動コンプレッサーを使う。さすがに50kPa (0.5kgf/cm2)からの補充には、かなりの時間がかかってしまうが、それまで使っていた手押しポンプ型人力空気入れでは、人のほうが電池切れになっていたに違いない。
適正値まで補充して、当初の予定であった買い物に走らせる。違和感ナシ。ひとまず今後の空気圧を経過観察してみようと思う。残溝から推測して、今年末頃にはタイヤの交換時期がやってくるか、と考えてもいたが、その時期が早まってしまうのだろうか。